臼杵スローフードアカデミー

食を取り巻く環境を題材に、食をめぐる問題点やその解決策を考えることで、「持続可能な食」について考えて行動することができる人材育成を目的として、(一社)日本スローフード協会の協力のもと「スローフードアカデミー」を開催しました。

スローフードとは?

スローフードとは、私たちの食とそれを取り巻くシステムをより良いものにするための世界的な草の根運動です。郷土に根付いた農産物や文化を失うことを始め、ファストライフ・ファストフードの台頭、食への関心の薄れを憂い、1989 年にイタリアで始まり、現在160カ国以上に広まっており、国際組織でもあります。​「おいしい、きれい、ただしい(Good, Clean, Fair)食べ物をすべての人が享受できるように」をスローガンに、食を真ん中に置いた様々なプロジェクトを数々持っています​。
(日本スローフード協会WEBサイトより抜粋)

  • 2飢餓をゼロに
  • 3すべての人に健康と福祉を
  • 9産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 11住み続けられるまちづくりを
  • 12つくる責任つかう責任
  • 13気候変動に具体的な対策を
  • 14海の豊かさを守ろう
  • 15陸の豊かさも守ろう
2024年度

臼杵スローフードアカデミー2025

事業実施3年目となる令和6年度は、市内認定こども園関係者のみを参加対象とすることで、これまで以上に受講後に実践に移せるような学びを提供しました。
各回で、そのテーマに則した実践者として臼杵市内の事業者・生産者のもとに伺い話を聞いたり生産現場を見学したりしたほか、県外から各テーマに関する有識者や事業者をお招きして、ローカルかつグローバルな視点で課題などを考える機会をつくりました。
最終回では、各園でプロジェクトを考え発表しました。積極的な取組が期待できる案ばかりで、今後の成果が期待できます。

内容

  1. イントロダクション:持続可能な調達って?~スローフードから考える食育と給食~
    (ゲスト:一般社団法人そっか共同代表、日本スローフード協会理事、エディブルスクールヤード・ジャパンのアンバサダー 小野寺愛さん)
  2. 映画鑑賞「We Are What We Eat ?食べることは生きること?」(第3回うすき食の映画祭へ参加)
  3. 知ってるようで知らない水産物のこと
    (ゲスト:一般社団法人Chefs for the Blue 代表理事 佐々木ひろこさん/株式会社朝日丸 代表 川野洸騎さん)
  4. 土づくりから知る野菜のこと
    (ゲスト:槌本農園 代表 槌本俊貴さん)
  5. 毎日使うからこそ深めたい調味料のこと
    (ゲスト:株式会社 梶田商店 代表取締役 梶田 泰嗣さん/フンドーキン醤油株式会社 代表取締役社長 小手川 強二さん)
  6. 今と未来の子どもたちのために私たちができること

参加者

14人(市内認定こども園関係者)

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2023年度

臼杵スローフードアカデミー2024

市内認定こども園の保育士や栄養士のほか、臼杵市内で子育てをされているの方も多くご参加いただきました。
前年度よりも「五感を使ったワーク」を多く設けたほか、フィールドワークなど”体験すること”による学びを主としました。
フィールドワークでは、市内の食文化関連施設や事業者・生産者を訪問し、各現場でそれぞれの想いや考えを直接聞く機会を設けました。
また、五感を使ったワークとしては、参加者同士で協力して買い物や調理などを行う機会や、「臼杵煎餅」の手塗体験ワークショップなどの機会を設けました。
最終回では、学びを活かした「明日から行うマイアクション」を発表するなどして、参加者同士の有機的な繋がりを継続する流れができました。

内容

  1. イントロダクション&「土」でEAT&STUDY!
    →土づくりセンターや生産者圃場へのフィールドワーク等
  2. 「市場」でEAT&STUDY!
    →「ひゃくすた」を訪問し、マーケットの重要性について学ぶワーク
  3. 「企業」でEAT&STUDY!
    →後藤製菓と共に、企業が地域やフードシステムにもたらす影響について考えるワーク
  4. 「未来」をEAT&STUDY!
    →前3回の講座をもとに、参加者がネクストステップを考え発表する場

参加者

24人(保育士、栄養士、保護者など)

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2022年度

臼杵スローフードアカデミー2022

市内認定こども園の保育士や栄養士など、子どもに携わっている方のほか、農業者や料理人など、様々な方にご参加いただきました。
座学だけでなく、各回のテーマに則した市内で活躍している方々をゲストとしてお招きしてお話を聞かせていただいたほかにも、テイストワークショップなども行うことで五感を通じて学べる機会をつくりました。
また、最終回の発表会では、各参加者でプライベートや仕事で取り組んでみたいプロジェクトを発表し、参加者の活動を後押ししました。

◆内 容
①イントロダクション(スローフードとは)
②野菜の選択
③食べる場所の選択
④お菓子(小麦)の選択
⑤調味料の選択
⑥発表会

◆参加者:22人(保育士、栄養士、保護者など)

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