臼杵の郷土料理「黄飯」が「100年フード」に認定されました
臼杵市の郷土料理「黄飯(おうはん)」が、文化庁が推進する我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で受け継がれ愛されている食文化を掘り起こし、100年続く食文化として継承することを目指す「100年フード」に認定されました。(本年度は大分県から1件)
臼杵食文化創造都市推進協議会は、ユネスコ創造都市として、本認定も活かし、臼杵市の豊かな食文化を活かしたまちづくりを図ってまいります。
黄飯とは
黄飯(おうはん)は、くちなしの実を水に浸し、その黄色に染まった水で炊いたご飯です。「かやく」と呼ばれる白身魚や野菜、豆腐などを炒め、煮こんだ「けんちん汁」のようなものと一対でいただきます。 黄色く炊いたご飯は、江戸時代の質素倹約な生活の中、贅沢な赤飯の代わりの祝いの飯として作られたのが起源と言われています。また、戦国時代に到来した南蛮文化の名残を留めた欧州由来のパエリアを模したとも言われています。
100年フードとは
文化庁が、日本の豊かな自然風土や歴史に根ざした多様な食文化の魅力を見直そうと、令和3年度に創設。令和4年度は全国から90件の応募があり、有識者委員会による審査を行った結果、認定基準を満たした70件が認定されました。認定を受けると、同庁のウェブサイトで紹介されるほか、特製ロゴマークを使用できます。
大分県からは、令和3年度に、「頭料理」(竹田市歴史文化館)と、「佐伯ごまだし」(佐伯ごまだし暖簾会)が認定されています。
(参考)文化庁:報道発表はこちら